発毛と食事
薄毛や抜け毛に関する悩みは男女を問わず年々増える傾向にあり、それにつれ発毛に関する話題も増えているようです。薄毛や抜け毛の悩みといっても、その対処法は人によって様々です。自分に合った発毛方法を求めて様々な発毛剤を試す人、発毛は諦めカツラや増毛剤に頼る人、潔く剃ってハゲの道を歩む人など選択肢も無数にあります。
ですが、まずは発毛の方法をしることが大切で、そこから基本的な部分を見直してみてもいいのではないでしょうか。発毛方法に劇的な手段はありませんが、じっくりと体質を改善することが実は発毛に一番近い方法なのかもしれません。食事は、発毛を促す方法の一つなのです。
髪は体の一部であるわけですから、頭皮に送られる成分によって新しい髪が作られている限り、髪も毎日食べられるものに影響を受けるのは当たり前のことなのです。発毛と食事の関係は強く、健康な髪を作るには、ビタミンやミネラル、大豆や魚などの良質のタンパク質が必要です。
発毛に良い食事として、ワカメやコンブが髪にいいとされてきましたが、ワカメはミネラルが豊富な食べ物なので発毛の方法としてあながち嘘ではありません。ですからコンビニ食やインスタント食品ばかりの食事では、健康だけでなく髪にもよくないのです。
現代人の食事を考えると、たとえばジャンクフードなどの影響も多く、健康な髪を作るためには栄養素が不足している場合もあるでしょう。抜け毛を予防し、発毛を促す方法として必要な栄養素をバランスよく摂り入れる食事をすることが大事です。
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血行促進で発毛促進
発毛を促進するためには、頭皮の血行を促進して、新陳代謝を活発にする方法がいいといわれます。地肌からでている黒い部分である毛幹と、地肌の中にある毛根と毛球、これらで髪はできているのです。一般に、髪と私たちが呼ぶ部分は毛幹のことで、これはすでに死んだ細胞なので、毛幹そのものに新しい髪を作り出す機能は備わっていません。
髪となって成長する部分は地肌の中にあり、毛根の部分にある毛母細胞が分裂することで発毛ができるのです。髪には頭皮を衝撃から守り、さらに有害物質を排出するなどの役割があって、その役目を終えると自然に抜けるのです。自然脱毛と同時に新しい髪が生え、常に同じ本数を維持できることが正常な形です。脱毛と発毛の周期をヘアサイクルといい、4年〜8年といわれています。
この場合に毛母細胞の分裂を促進するものが、毛細血管から血液にのって運ばれてくる栄養や酸素なのです。発毛を促進する方法として、まずこのような血行を促進する方法に目をつけなければなりません。毛母細胞は大人の体の中でも活動が活発な細胞なので、大量の栄養や酸素が必要になります。
マッサージで頭皮や首を揉んで刺激を与えると、頭皮の毛細血管を介して栄養素などを運ぶことができます。血管を広げて血行を促進するためには、サウナやストレッチを利用することが効果的で、発毛促進にも有効な方法です。